校名の由来・校章・紋章・シンボルマーク
本校の校名は古事記の中に見られる、次の故事よりとられています。
八岐の大蛇を退治した須佐之男命(スサノオノミコト)は、櫛名田比売(クシナダヒメ)と結婚し、2人で暮らす新しい宮殿を建てようと出雲の国をたずね歩いていました。須賀という土地まで来た時、空のはてに白い雲が重なり合って立ちのぼるのが見え、「この土地に来て、私の心はすがすがしい。」とおっしゃり、ここに宮殿を建てようとされて、次の歌を詠まれました。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
(盛んに立ち上る雲よ、その立ち上る雲のように、この出雲の国に妻と一緒に住むための立派な垣根を幾重にも作ろう)
そして、櫛名田比売とその地で、幸せにくらされたということです。
なお、この須佐之男命の作られた歌は、和歌としては日本で初めて詠まれたものと言われ、八雲の道といえば、和歌の道を意味するようにもなっています。
このように本校の校名は、おめでたいご結婚の祝歌にあやかってつけられており、すがすがしい小川「呑川」のほとりに建てられた本学園の生徒達が、知恵と信念に裏づけられた大きな愛情を持ち、人として幸せに生きる事を祈り、つけられたものであります。
校章・紋章・シンボルマーク
校章について
この校章は、青空に明日の希望をのせてたなびく八片の輝く雲。青空に向かって今、飛び立たんとする輝く翼。そして、横へ長く、永遠に伸びゆく学園の発展と学園生徒の未来を象徴したものです。
紋章について
YAKUMO ACADEMY の頭文字 YとAとを図案化したもので、三つの誓いのもと、金色輝く栄冠をあらわし、全体の形は生命主義・健康主義を象徴する希望あふれるハートを表現しています。
シンボルマークについて
制服のブレザーには、70周年を記念した新たにデザインしたシンボルマークのエンブレムが付けられています。このマークは恵まれた環境の中で友人たちと支え合い、高い理想と目標に向かって楽しみながら、軽やかに優雅に調和しながら、円を描くように舞い、向上する八雲学園の生活をイメージしてデザインされています。