最終日を迎え、帰国の途につきました。生徒たちの感想を見ると、Round Square国際会議に参加したからこそ経験できる様々な国の同世代の人たちとの交流などを通して、英語だけでなく、さまざまな国の文化や言語、国際的な視点、リーダーシップ、協調性など、たくさんのことを学び、身につけることができたのではないかと思います。
生徒の感想:「最初は、異なる文化に慣れるのに少し時間がかかりましたが、現地の生徒の温かさや優しさのおかげで、緊張を解すことができました。特に、私が最も心配していたディスカッションでは、グループのリーダーが話をうまくまわしてくれたおかげで、自分の意見をしっかりと伝えることができました。私の意見に頷いて、「日本人はそういう考えがあるんだ」と言ってもらえたことが本当に嬉しかったです。 アクティビティーに含まれているボランティア活動では、動物や自然とのつながりを感じることができました。ヤギの肥料を集める作業は慣れない作業で想像以上に大変でしたが、自然循環の一部として動物たちの世話の重要性を実感しました。また、その肥料が農作物や土壌改良に役立つことを学び、農業の大切さも改めて感じました。鶏小屋作りは、チームで協力しながら進める作業で、その過程もとても楽しむことができました。スカベンジャーハントや迷路などは、意見を出し合いながら進めたことでお互いの関係性がよりよくなり、チームワークやコミュニケーションの大切さを実感しました。 ホームステイは、一番思い出に残りました。おしゃべり好きで明るいホストファミリーは日本にとても興味があり、文化の違いについてたくさん話しました。短い滞在だったにも関わらず、最後にお礼のカードを渡すと涙を流してくれたホストマザーの温かさは忘れられません。これからも交流を続けていこうと思います。 今回Round Squareに参加し、世界はとても広く多様であることを再認識したり、たくさんの貴重な経験をしたりすることができました。学んだことを今後に活かしていきたいです。」
「今回の研修で、知らなかったことを多く学ぶことができました。コロンビアは日本から見て地球の裏側にあり、公用語もスペイン語なので不安でしたが、いざ参加してみるとコロンビアの人々の優しさに触れ、楽しむことができました。オープニングセレモニーの後、各校が持ってきたバッジを交換する機会があり、そこで緊張しながらもさまざまな国の人と交流を深めることができました。また、少人数のグループに分かれて議論をする「バラザ」では、キーノートスピーカーと呼ばれる方が話したスピーチの内容について議論しました。ジェンダーや貧困について話し、英語で自分の意見を言うことの難しさや周りの意図を汲む大変さを実感しました。同じバラザのメンバーが積極的に発言しているのを見て、自分ももっと努力しなければと、英語学習のモチベーションにつながりました。 ホームステイをした際、ホストファミリーの家はとても広く豪華でしたが、街を広く見ると道が整備されておらずデコボコであったり、山の斜面にスラム街があるなど、貧富の差が歴然としていて、日本では見ることができない光景に驚かされました。このため、世界で起きている問題を意識し、自分たちの生活が恵まれていることに改めて気がつきました。これらの経験を与えてくれた家族に感謝し、これからも英語力の向上に努めて、将来に活かしていきたいと思います。」
「八雲学園の9カ月プログラムに参加した時に後悔したことがあり、今回のRound Squareでは後悔のないように頑張ろうという思いで挑戦しました。今回の開催地コロンビアに、危険なイメージがありましたが、実際に行って見るとそんなことを感じないくらい良い経験が出来ました。例えば、コロンビアのPaipaにある山Tibasosaに登ってPaipa全体を一望したり、グループに別れて巨大迷路に挑戦したり、時には鶏の小屋を作ったり、山に植樹をしたり、開拓するなどの奉仕活動もしました。他の国で奉仕活動をする機会がなかったのでその国の状況やいい所がたくさん学べました。 ホームステイは、英語を話す良い機会でした。会議中は思うように話せず苦戦することもありましたが、ホームステイ中は言いたいことを伝えられるように頑張りました。そのお陰で、ホストファミリーと沢山コミュニケーションが取れ、最後はお別れするのがとても悲しかったです。今回Round Square国際会議に参加して、今までにない大変良い経験ができました。」
「今回のラウンドスクエア国際会議は2度目の参加ということもあり、前回感じた後悔と学んだことを活かすということを意識しました。他の国の方々とコミュニケーションをすることが大好きで、積極的にコミュニケーションを取り、たくさんの仲間と出会い、ここでしかできない経験をしました。しかし、昨年のバラザ会議では、自分達の国の政治、自治問題、環境問題について話した時に、自分がいかにそうした問題について理解できていないことを痛感し、積極的に意見を言うことが出来ませんでした。そこで、今回は事前に自分ができる下調べをして、今回のテーマである"Blooming from the Past" についても学習しました。そのおかげで、今回の会議では議題についてたくさん意見を出すことが出来、自分を成長させることが出来たと思います。昨年のケニアと今年のコロンビアは全く違う場所ですが、貧困問題、環境問題など、同じようなことが問題になっていると感じました。そして、日本について考えてみると、いかによい環境にいるかを知ることが出来ました。このラウンドスクエア国際会議を通して見たもの、感じたもの、経験したことを決して忘れずに、さまざまな問題の解決に少しでも貢献できるように頑張っていきたいです。」
「Round Square国際会議に参加して、一番強く感じたことは、自分の英語が通じた時の達成感と通じない時の悔しさです。たった少しの日常会話でも話が弾んだ時は楽しかったし、すごく嬉しかったです。英語が通じず、話ができなかった時は悔しかったし、もっと英語を話せるように勉強したいと思いました。 最も印象的だったアクティビティーは、ダンスのワークショップです。ダンスで自己表現をしたり、ダンスの中で自然と関わりもできて嬉しかったです。また、ハイキングでは山登りに集中していて、あまり話すことができませんでしたが、ゴール地点でやったゲームでは、多くの人と話すことができて良かったです。 ホームステイでは、小学生の子供達と色々なことをして遊んだり、レストランに行ったり、スーパーマーケットに買い物に行ったりしました。ご飯もどれも美味しく、とても良くしていただきました。日本から持って行ったお土産もすごく喜んでくれました。 今回のRound Square国際会議に参加して、もっと英語を勉強したい、そしてもっともっと話せるようになりたいと強く思いました。」
あっという間に帰国です |
とても充実した研修でした! |